深い睡眠とは?睡眠休養感を高める生活習慣
「長く寝たのに休んだ感じがしない」と感じても、それだけで「深い睡眠が足りない」とは判断できません。睡眠は、睡眠時間だけでなく、本人が休養できたと感じるか、生活に影響が出ているかも含めて考える必要があります。ウェアラブル端末の睡眠ステージ表示だけで睡眠障害を診断することもできません。
深い睡眠とは
睡眠中には、脳波などの特徴によって分けられる複数の睡眠段階があります。一般に「深い睡眠」と呼ばれる段階も睡眠の一部ですが、特定の段階を増やせば認知症を予防できる、脳の老廃物を洗い流せる、肌や筋肉を若返らせるといった効果を、生活習慣や食品だけで保証することはできません。
睡眠の感じ方や必要な時間には個人差があります。睡眠ステージの数値を追い続けて不安になる場合は、端末の表示を健康状態の診断として扱わないようにしましょう。
睡眠を整えるための習慣
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、年齢や個人差を踏まえながら、睡眠時間を確保し、睡眠休養感を高める生活習慣を勧めています。取り入れやすいものから試してください。
- 起床後に朝の光を浴び、日中もできるだけ活動する
- 無理のない運動を習慣にする
- 朝食をとり、就寝直前の夜食を控える
- 寝る前に仕事や勉強から離れて、落ち着く時間をとる
- 寝室を暗く、静かで、暑すぎず寒すぎない環境に整える
すべての方法が全員に同じように合うわけではありません。自分の生活や体調に合わせて調整しましょう。
カフェインと飲酒
カフェインは寝つきや夜間の睡眠に影響することがあります。厚生労働省は、夕方以降にカフェインを含む飲み物を控えることを勧めています。コーヒーだけでなく、茶類、コーラ、エナジードリンクなども商品表示を確認してください。
お酒は一時的に寝つきを促すことがあっても、睡眠の後半の質を下げ、中途覚醒を増やす場合があります。寝酒を睡眠薬の代わりに使わないでください。
眠っても休めないとき
寝つけない、何度も目が覚める、日中の強い眠気や疲れが続いて生活に支障が出ている場合は、睡眠時間や睡眠ステージの表示だけで原因を決めず、医療機関へ相談してください。睡眠時無呼吸症候群など、検査や治療が必要な状態が関係することもあります。
参考情報
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」:睡眠時間、休養感、生活習慣、カフェイン・飲酒について。
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「不眠症」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「昼間の眠気」
情報確認日:2026年9月25日