枕の選び方|高さや素材は体型と寝心地に合わせる
枕が高すぎる、低すぎる、硬すぎるなどと感じると、寝ている間に首や肩が落ち着かないことがあります。一方で、枕が首や肩の痛みの原因だと決めることはできません。痛みや眠りの状態には、体の状態、寝姿勢、マットレス、日中の負担なども関係することがあります。
厚生労働省 e-ヘルスネットは、首と枕の間にできるすき間には個人差があり、それに合う枕も人それぞれと説明しています。決まった高さや素材を「理想」とせず、自分の寝姿勢や使っている寝具に合わせて選びましょう。
枕を選ぶときの確認点
首や肩が無理なく支えられるか
横になったときに首や肩に強い張りや圧迫感がなく、頭が安定するかを確かめます。仰向けでは首元が浮きすぎないか、横向きでは肩幅がある状態で頭が傾きすぎないかを目安にできますが、角度や高さの数値を全員に当てはめる必要はありません。枕だけでなく、マットレスや敷き布団の沈み方によっても感じ方が変わります。
寝返りがしやすいか
寝返りをしたときに頭が枕から落ちやすい、首に力が入るなどがないかも確認します。横向き寝をする人は、頭だけでなく首や肩が安定する奥行きがあるかを見てください。両側が高い形状など特定のデザインが、誰にでも合うわけではありません。
素材や手入れが自分に合うか
パイプ、ウレタン、羽毛、そばがらなど、素材によって硬さ、通気性、手入れのしやすさ、アレルギーへの配慮が異なります。素材名だけで睡眠の質や首・肩の症状が改善するとは言えません。においや肌触り、洗濯方法、アレルギー表示などを確認し、好みと生活に合うものを選びましょう。
買い替え前にできること
枕をすぐに買い替える必要はありません。今使っている枕で高さや位置を少し調整し、寝心地がどう変わるかを確認できます。タオルなどを使って試す場合は、高さを急に大きく変えず、首や肩に不快感が出たら元に戻してください。
可能であれば店頭で横になって試す、返品・交換条件を確認する方法もあります。オーダーメイド枕を作ることが、痛みや睡眠の問題の治療になるとは限りません。購入時には費用や調整・返品条件を確認してください。
首や肩の不調、眠気が続く場合
枕を調整しても首や肩の痛みが続く、しびれや強い痛みがある、眠っている間の呼吸やいびきが気になる、十分に眠っても日中の強い眠気が続く場合は、枕だけで対処せず医療機関に相談してください。枕の変更で睡眠の不調が必ず解決するとは限らず、症状によって確認すべきことが異なります。
参考情報
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠のためのテクニック―よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係」
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「昼間の眠気」
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