昼寝はやめた方がいい?眠気や夜の睡眠から考える
昼寝をすると夜に寝つきにくい気がする一方、午後の眠気を抱えたまま仕事を続けるのもつらい。昼寝をやめるべきか迷うことがあります。昼寝の必要性は人によって異なり、昼寝をする・しないだけで体調の良し悪しを判断することはできません。
何が気になっているかを分ける
夜の寝つきへの影響、昼寝後のぼんやり感、日中の眠気や生活への支障を分けて考えると、相談したい内容を整理しやすくなります。厚生労働省の睡眠ガイドは、必要な睡眠の確保を基本としつつ、夜間に睡眠を取れなかった場合などには昼間の短い仮眠が役立つ可能性を示しています。一方、長すぎる仮眠後に目覚めの悪さが出ることも説明しています。
昼寝の目安は資料の対象・状況を踏まえて参考にするもので、全員に同じ時刻や長さを推奨するものではありません。日本睡眠学会も一般的な目安を紹介していますが、昼寝が負担になる人は無理に行う必要はないとしています。
夜の睡眠に影響すると感じる場合
昼寝の時刻や長さが夜の寝つきに影響していると感じる場合は、昼寝をしない、時刻や長さを変える、眠らず静かに休むなどの選択肢があります。昼寝をいきなり完全にやめる必要があるとは限らず、どの方法が合うかは生活や体調によって異なります。
一晩の変化だけで関係を決めつける必要はありません。時刻や長さ、その夜の睡眠を記録する場合も任意です。相談に役立ちそうな範囲でメモし、記録が負担になる場合はやめてください。何日間続ける、点数をつけるといった決まりはありません。
起きた後の眠気と安全
昼寝後に眠気やぼんやり感が残る場合は、運転や危険な作業を避け、安全を優先してください。水分を取る、明るい場所へ移る、少し歩くといった行動で、必ずすぐに目が覚めるわけではありません。休憩後の予定に余裕を持てるかを考え、負担の少ない方法を選びます。
昼寝をして一時的に眠気が軽くなっても、強い眠気が続く場合に原因が解決したとは限りません。眠気で仕事や家事に支障がある、意図せず居眠りする、十分に寝ているつもりでも日中の眠気が強い場合は、昼寝だけを調整し続けず医療機関へ相談してください。いびきや睡眠中の呼吸の中断を指摘された場合も相談時に伝えましょう。
まとめ
昼寝をやめるかどうかは、昼寝自体の善悪で一律に決められません。夜の睡眠、起床後の状態、日中の眠気と生活への影響を見て、昼寝を続ける・変える・しないなどを選べます。強い眠気や睡眠の不調が続く場合は、昼寝の工夫だけで済ませず相談してください。
参考情報(2026-09-25確認)
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」 ——睡眠の確保、日中の状態、昼寝の記載範囲を確認しました。
- 厚生労働省「午後の短い昼寝で眠気をやりすごし能率改善」 ——夜間睡眠が確保できなかった場合の昼寝の位置づけと、長すぎる昼寝後の睡眠慣性を確認しました。
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「不眠症」 ——不眠と日中の不調、相談について確認しました。
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「昼間の眠気」 ——眠気の背景と、仕事などに影響する場合の相談について確認しました。
- 日本睡眠学会「睡眠衛生教育」 ——昼寝の一般的な目安と、負担になる場合は無理に行わなくてよいという説明を確認しました。